こんにちは。
家の近くにやたらシュークリームが売れるケーキ屋さんがありまして、何度か購入しているのですが気を抜くとあっという間に売り切れてしまうので毎回油断ならない状況です。
(固めのクリームで甘過ぎず大人の味で美味いんですよ)
先々週は残り2個を目の前で買われてしまい撃沈。そして先週はなんと6個も残っていたのにも拘わらず私の手前に並んでいたマダムに全部買われて撃沈。あまりのツキの無さに膝から崩れ落ちました。
で、今日こそはとリベンジに行ったところ・・
残0個でした。
がしかし、2度の撃沈を経験した私は学習したのです。
私は店員さんに聞きました。
「シュークリームもう残っていませんか?」と。
すると、、、
「何個欲しいですか?」とのリターンが。(勝利確定フラグ)
私:「2個です」
店員:「少々お待ちください」
私:ニヤリ
久々に勝利した週末でした。シュークリーム美味かった。
さて、小話が長すぎましたかね。
え?
なんですか?
早く本題に入れと。
つまらん小話はいらんと。
あ、
いや、あの、その、あの・・
大変失礼しました。本題に入らせていただきます。
本日は面接官エピソードでございます。
私、最前線の開発現場を若手に譲ってからというもの、新卒・中途、BPさん(ビジネスパートナー)の採用面接をやっていまして、まぁいろいろな人が来るわけですよ。
それでですね、レジュメは素晴らしいのに面接で落ちてしまう、もったいない人が沢山いるわけですよ。
そんな人たちについて書いていこうと思います。
目次
- 服装がNG
- 履歴書に顔写真が無い
- 優等生
- 勉強を経験と謳う
服装がNG
まずはこれ、服装。基本中の基本。
新卒・中途は二次面接まであるのですが、BPさんの採用については1回のリモート面接でジャッジしています。
それで、まれに服装にだらしない人がいます。私が経験したのはフリーランスの人だったのですが、明らかに部屋着でしたね。原色系のTシャツでした。
面接時の服装は基本襟付きシャツです。ネクタイまでは要求しませんが、無難な色のシャツを着ていれば何も問題ありません。
どんなにレジュメが素晴らしくても、やっぱり服装って大事なんですよ。
服装の乱れは心の乱れであり仕事も乱れるって上司がよく言っていました。その通りだと思います。
服装がNGだと、面接開始3秒で不合格フラグが立ちます。
履歴書に顔写真が無い
男女問わず、客先対応があるIT企業(特にSIer)は容姿について清潔感があるかを見ます。上記の服装も含まれます。
・髪がぼさぼさじゃないか
・髪の色が七色になってないか
・髭を剃っているか
とにかく清潔感があるかを見ます。
かっこ良い、かわいいとかじゃなくて清潔感の有無です。
客先対応が多いIT企業では当たり前のごとくその辺を見ます。
顔写真はそれを知るための重要な情報です。
私は顔写真が貼られていないと警戒します。面接官によりますがまだまだネガティブに捉える人はいますので企業側から言われていない限りは顔写真を貼っておいた方が無難です。
以前連続で何通も写真無しのレジュメが来たもんですから、エージェントにクレームを入れたことがあります。時代の変化で履歴書に顔写真を貼らなくても良い企業が増えているのが要因とのことでした。
顔写真を貼りたくないなら、貼付欄の無い履歴書を使うと良いかもしれません。
ただ、IT企業の面接官はまだまだ昭和世代が多く、顔写真当たり前世代ですので特に抵抗が無ければ顔写真は貼っておいた方が良いと思います。
優等生
これはZ世代に多いです。
・何でもそこそこできちゃう
・失敗したくない
・周りから良い子に見られたい
面接時にこのタイプと判断したら、必殺の質問をぶつけます。
・あなたの弱みを教えて下さい。
・辛かった、失敗した経験がありますか?
・その辛さをどうやって克服されたのですか?
優等生はこの質問がくると戸惑ったり、考え込んだりする傾向があります。
用意されたテンプレ回答だったらすぐに見抜ける自信があります。
本当に辛い経験をしてそこから這い上がってきた人の話には重みがあり、リアルさがびんびんと伝わってきます。
会社は学校ではないし、仲良しグループの集まりでもありません。
新人なら毎日のように理不尽なことだらけです。
どんな優等生でも仕事で絶対に失敗しますので、その時にどう動くか、
どう対処するか、面接官はそこを見ているのです。
優等生じゃなくたって良いんです。
勉強を経験と謳う
中途採用時、職歴に記載されているプログラミング経験を確認するのですが、ここに「○○を勉強した」と 書かれていることがよくあります。
この「勉強」をアピールとして書いているなら効果は薄いです。
少なくても私は採用の判断基準としません。
勉強はあくまで勉強であり、実戦経験ではないからです。
企業が欲しいのはプロとしての経験値と実績です。
よって勉強したことを書くよりも、少しでも良いので実戦でのエピソード、例えば困難にぶち当たったときにどう解決したなど書かれていた方がよっぽど効果的です。
残念ながら勉強したという記述だけではアピールとしては弱いです。
中途採用は即戦力採用が殆どですので、実戦経験がすべてとなります。
正直、学歴もほとんど見ないです。
シニア転職のケースであればマネージメント経験を見るので、それに伴うエピソードが職歴に書かれていたり、面接で話していただけると効果的です。
勉強したことをアピールしたいならば資格を取った方が良いです。
資格取得は実績ですし、勉強耐性があると思われてプラスに働きます。
国家資格だろうがベンダー資格だろうが、試験に合格すれば結果を出したことになります。
勉強したってだけだと、力が計れないんですよね。資格取得だったり、制作物を見せていただければ判断できるんですけど、勉強したというだけではどうにもならんのです。
というわけで面接する側の視点で、ちょっともったいない人たちについて書いてみました。
今は超売り手市場なのでぶっちゃけ面接突破のハードルが下がっていると思います。転職するなら今がチャンスですね。
大手にばかり行かないで、ぜひとも中小・零細・ベンチャーに来てほしいです。ほんと全然応募来ないし、やっと良い人が来て内定出してもね、他に行ってしまって・・、もう泣きそうです。
(深い溜息)
ではこの辺で。