絶望プログラマー(プログラミングできても金もらえんぞ)

絶望プログラマー

こんにちは。
給料が出たので久しぶりに焼肉屋に行って、脂身たっぷり上カルビをしこたま食べたら、この世のものとは思えない腹痛に襲われました。絶望です。トイレとお友達になりました。地獄です。

さて、
まーた新手のプログラミング教室が出てきましたね。なになに?「Web開発企業内定率98%」
ほぉ、98%ですか。100人いたら98人が内定を貰えると?。しかも人気のWeb開発に焦点を当ててきたわけですね。そんでもってスクールビジネスは儲かると?

へぇーそうなんだ。それなら私もやろうかな。現役で新人教育やってますし。私でもできますかね? IT業界の闇とブラックな話ならいくらでも教えられますよ(笑)

いやぁ、先日飲み会の席でね、ヤングなプログラマーから「もっと金が欲しいんです」と言われましてね。思わず即答してしまいましたわ。

そんならプログラマー辞めて管理職目指せ
と。

そのヤングプログラマーは「技術で勝負したい」と言っていましたけどね。そんな甘い世界じゃないんですよ。内心「またこのパターンか」と思いましたね。みんな技術技術って言いますけどね、IT業界はとにかく技術の移り変わりが早くてそれに付いていくだけで精一杯なわけですよ。

良い例がプログラミング言語です。私が新人の頃はC言語が主流でした。そのあとはVBでしょ、でJavaが流行ってC#だのスマホアプリ開発がきて、今はWEB開発だらけ。PHPという簡単なスクリプト言語とフレームワークの台頭、フロントサイドだけやるプログラマーの登場など、もうとにかくテクノロジーの変化スピードが速いんです。

私はJavaまでは付いていけてたんですよ。10年やりました。Javaはまだ大手でガンガン使われているので、もし自分が転職しようとしたらスキルとしてたぶん使えます。
でもねぇ、それだけじゃ弱いです。今、採用やってますけど客観的に自分のスキル見て、自分を雇おうとは思わないですね。40過ぎていたら見るポイントは管理職経験です。

正社員として雇うのであれば若手をけん引してもらって、個の力ではなくチーム力に期待します。個人でできることなんてたかがしれてますからね。大きな成果を出すにはチームとして力を発揮する必要があり、管理者として動いてもらいたいわけです。

管理職に求められるものは大きく分けて2つあります。
1.プロジェクト管理(見積やタスクの割り振りなど様々)
2.人材育成(チームビルディング、コーチングなど)

1on1をやるとよく分かるんですけど20代のプログラマーは40代になってからのことを考えてないケースが多いです。結婚とか家を買うなんて話しても眠くなるだけだし、キャリアビジョンの話をしても「今は分からない」になってしまうんですね。

ただ「技術で食っていきたい」という話はけっこう出ます。まぁ、確かに腕っぷしのあるプログラマーがフルスタックエンジニアとなり1000万プレイヤーだぜ!なんてサクセスストーリーがYoutubeをはじめSNSでたくさん流れていますからね。憧れるのも無理ありません。

でもね、技術だけで成功するっていうのは並大抵のもんじゃありません。世の中には凄腕のプログラマーが5万といます。一度そういう人たちと仕事してみるとすぐに分かりますよ。技術者として自分の適性がイケているのか否か、40になってもプログラマーを続けていられるのか。

20〜30代はまだ頭が柔らかいので勉強すればするほど吸収していきますが、それを一生できますか?ということを真剣に考えると先が見えてきます。
40過ぎると身をもって分かるんですが、頭って使うと疲れるんですよ。スポンジのように吸収するどころか逆に弾いてしまいます。今、資格取得の勉強していますがなかなか覚えられなくて本当に苦労しています。

どうしたら技術だけでたくさんお金を稼げるようになるのか?

その回答を手っ取り早く得るには
上級プログラマーと一緒に仕事をすることです。

具体的には自社開発を行っている会社に入ること。そこで技術力がある人は誰なのかそれとなく探って、その人と会話することです。それで分かります。SESの場合なら、その案件で一番難しい機能を開発している人に近づいて会話することです。

要はデキるプログラマーがどんなもんなのか具体的に理解するということです。その上で自分と比べてみればおのずと答えが出ます。デキるプログラマーは応用力に優れています。ものごとの本質を的確に捉えており、偏った考えを持たず広い視点で柔軟に判断してその時のトレンドにうまく乗っています。会話してみれば分かります。

あとは海外を狙ってみるのも良いでしょう。日本はまだまだITドカタ文化が根付いているので、プログラマーは作業者として見られてしまい給与が低いです。高給取りになるには管理職になるしかありません。

それに対して海外はというと、国にもよりますが上級プログラマー(並じゃダメ)が重宝されており実力主義の傾向が強いです。以前海外オフショアの立ち上げをやったことがありますが年齢関係なくデキるプログラマーにはそれなりのお金が出ていました。若者にも平等にチャンスがあります。

ただ、海外を狙うなら英語が話せないとつらいですね。当たり前ですけど仕事で海外出張となると英語ができないと苦労します。試験英語じゃなくて会話の方の英語力が必要です。ほんと出張中毎日泣いていましたよ。

https://note.com/embed/notes/ne12e2778336f

というわけで今日はプログラミングだけできても金はたくさん貰えんぞ的な話をしました。本屋にいけばその手の本はたくさんありますから読んでみると良いと思います。キーワードは「マネージメント」や「プレイングマネージャー」ですかね。早い人は20代から経験すると思います。30代になったら意識するべきです。40代はもう管理者だらけで転職しようにもその手のスキルがないと厳しいことになります。

ではまた。

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