日々、上司に詰められ、追い打ちをかけるかのように部下からの逆ハラスメントに耐えかねた私は、非日常的な空間を求め、先日夢の国へ出掛けました。
13年ぶりの渡航となりました。
もうすぐ50だというのになぜ今さら夢の国へと問われれば、Z世代の若者たちと話すためのネタ作り
と言いたいところですが、ディズニーシーにオープンした新エリアのファンタジースプリングスに行ってみたかっただけです。
ピーターパンに会いたかったんです!
ピーターパンってね、大人にならないんですよ、知ってます?
ネバーランドでは歳を取らないんですよ。
良いですよねぇ~。
なのでネバーランドに行ってきましたよ。
2000円払いました。
ネバーランドってお金取るんですよ。知ってました?
少年の心を持っていれば普通に入れると思っていたんですけど、入場規制されてました。
仕方なくアプリで課金して入場権利を得ました。
でね、
エリアの入口がすし詰め状態だったんですよ。
JKにタックルくらいましたよ。
全然夢の国じゃないですよ。
あとね、同い歳くらいのおじさんがベンチで疲れ果てて寝ていたんですよ。
その隣にいた別のおじさんは虚ろな目をして遠くを見つめていたんですよ。
それ見たら現実に引き戻されました。
全然夢の国じゃないですよ。
まあね、とにかく人が多すぎなんです。
非日常的空間を求めてせっかく出張ったというのに、渋谷のセンター街を歩いているのとたいして変わりませんでした。
で、頼むから
道の真ん中で急に止まるのはやめてほしい。
おじさんは俊敏ではないので、もう少しでJKにうしろから抱き付くところでしたよ。
一瞬にして夢の国から牢獄へ飛んで行くところでした。
なんとか人混みをかき分けてネバーランドに着いた時はもう辺りは夕暮れになっていました。
それで、やっとピーターパンに会えたときは、ワクワクしましたね。疲れ果ててボロボロでした。
そんな私をピーターパンは壮大な冒険の旅に連れていってくれたんです。
いやぁ~、楽しかったですね~酔いましたね~。
マーライオンにならなくてホント良かったです。
ネバーランドを出たあとはエルサに会いに行こうとしたんですけど、おじさん活動限界で動けなくなってしまいました。
回復するためチュロス買おうとしたんですけど、50人くらい並んでいて戦意喪失しました。
夢の国じゃなくてただの人ゴミじゃね~か
そんなわけで、
少年の心どころではなく、邪心が芽生えそうでしたので早々に退散することに。
最後は残り僅かの力を振り絞り、入口付近のすし詰めお土産ショップに突撃しました。
物価高騰で騒いでいる主婦たちが両手に持ちきれないほどのお菓子を購入していました。
きっと明日からもやし生活に違いありません。
10円上がっただけで大騒ぎする人たちの財布をこじ開けるのですから、夢の国は商売がとても上手なのです。
ささやかながら私もお土産買いまして、帰りはIKSPIARIでエネルギーチャージしながら反省会を行いました。
あーでもない、こーでもないと議論し、今回の敗因はネバーランドに拘りすぎたことであり、はちみつ探しの冒険でも良かったのではないかというところで落ち着きました。
よって、来年はランドに行くことが確定した次第です。
そんなわけで長々と書きましたが、これにて今回のレポートを終わりにしたいと思います。
まとめ
アラフィフおじさんは夢が感じられない歳になっていた。
以上