絶望プログラマー(フルリモートワークの終焉)

絶望プログラマー

この記事から15ヶ月が経ちました。

https://note.com/embed/notes/n120f10cca000

始業10分前まで寝ていられる夢のようなワークスタイルはある日突然終了となりました。

全員出社の全体会議にて、幹部よりリモートワーク終了を告げられました。


そのあと社内では、

ざわざわ・・

パニックになる社員。

ざわざわ・・

顔面蒼白で落ち込む社員。

ざわざわざわ・・

ワンチャン覆せないかと上に直談判する社員達(レジスタンスの結成)


社員の誰もがリモートワーク終焉の理由に注目しました。

至って単純。

売上げが落ちたから。

でもって社員が何やっているか見えないから。


社員だけじゃなくBPさん達(契約社員、フリーランス)も出社対象となりました。

要はサボタージュ警戒防止というわけです。
まぁ、そうなりますわな。

始業10分前まで布団の中ですからね→俺。

結局、レジスタンスの抵抗も虚しく出社となりました。

目次

  1. 出社になって起きた3つの変化(自分に関わること)
  2. 出社になって起きた2つの変化(業務に関わること)
  3. サボタージュする人たち

出社になって起きた3つの変化(自分に関わること)

  1. BP(フリーランス)が辞めた
    出社指令を告げたところ、速攻で「辞める」と言われました。
    コロナ過のときに雇ったフリーランスプログラマーで、特にリモートワークが契約条件に入っていたわけじゃないですが、絶対に出社は嫌だとのことでした。
    しかも契約期間が残っているのにすぐ辞めたいと言い出して、もう少しでバトルになるところでした。
    「これだからフリーランスは嫌なんだよ」
    と心の中で100回つぶやきました。
  2. 弁当を作るようになった
    ランチ代の節約ですね。残業で夜飯も買ったりするので、お財布大ダメージです。
    早起きして簡単な弁当を作るようになりました。母親の影響か幼少期から料理を作るのが好きで独身時代も弁当作っていたのでさほど苦になりませんが、睡眠時間を削られるのは痛かったです。
  3. 喘息発作が起きて会社休んだ
    いやぁ、まいりました。弁当作りの早起きと通勤ラッシュのダブルパンチが影響したのか久しぶりに発作起きました。掛かり付けのクリニックに2回も行くはめになりました。
    アラフィフに喘息発作とは、泣きっ面に蜂でしたね。
    咳が止まらなくて、本当に将来の不安を感じました。寝込んでいるときに、楽して稼げる方法はないかとそれ系のYouTubeばかり見ていて危うくポチりそうになりました。
    病気は人を変えます。怖いです。

出社になって起きた2つの変化(業務に関わること)

  1. コミュニケーション
    一番大きいのはコミュニケーションがチャットから口頭でのやり取りになったことです。活字よりも顔見て話すことにより3倍〜10倍のスピードが出るようになりました。
    やっぱり話した方が圧倒的に効率が良いです。チャットだとまず状況確認のメッセージ送って、レス待ちしてようやく会話ですからね。
    出社していればそれらのやり取りが全部カットです。デスクに歩いて行って状況見れば忙しいか否か一目瞭然ですから。
  2. 会議
    スムーズに会議できるようになりました。リモートだと調整大変なんですよ。いちいちグループチャットで時間調整のやり取りして。
    出社していれば誘いたい人の席に直接行って都合聞けば良いだけなので。
    場所もその辺で話せるし、ちょっとした打合せをすぐ開催することができるから作業停滞を防げるんですよ。

こんなことを書くとリモートワークだってうまくやれば効率化できる、そんなのやり方次第だと言われるんですけど、その人次第だと思います。
リモートワークでめちゃくちゃ生産性上がった社員もいれば、その逆もいます。生産性下がった社員の方が多かったので会社が強制出社に舵を切ったのだと思います。(綺麗な理由なんていくらでも作れますからね)

仕事ガンガンやる人はリモートワークで永遠に仕事します。これはリモートワークになって分かったことです。やる人はやるんです。終電が無いからいつまででも仕事します。

サボタージュする人たち

仕事嫌いな人は極限までサボろうとします。残念ながら人はサボるのです。
性善説では無く性悪説で見なければいけないのです。
同僚から聞いたのですがリモートワーク中の監視システムを欺くためにマウスカーソルをちょっとずつ動かすエクセルマクロがあるようですね。
いやいや、VBAをそういうことに使うとは、悪知恵で技術が発展するとはよく言ったものです。

うちの会社は監視系システムを入れていないんですけど、はっきり言ってサボっているかどうかなんて成果を見ればすぐに分かります。極端な話、昼寝してサボろうが結果を出してくれれば疑うことはないです。
作業を依頼する側はその人の技量に合わせて少し高めのハードル設定で作業依頼しています。効率良くやらないと終わるわけないのです。

よって、結果を出している=サボっていないことになり、成果が出なくなると疑うようになります。そうなると性悪説で見るようになります。
サボっている本人はバレていないと思っていても、意外と筒抜けなわけです。

世の中にはたくさんの監視システムがあるようで、上記のマウスカーソルの動きを追ったものだったり、社内データへのアクセス履歴から割り出したり、定期的にPC画面のキャプチャーを録ったりと様々のようですね。
うちの会社はそんなシステムを使う前に完全出社体制に戻りました。

もともと全社員出社していたわけですから、ただ単に戻っただけです。

それでもリモートワークに慣れきってしまった人たちは毎日辛いと連呼しながら出社しています。何人か辞めるかもしれませんね。

ニュースでAmazonが週5日出社なんて記事を見かけましたが、リモートワークが多いIT業界もどんどん出社に戻っていくのではないかと思います。
超売り手市場のIT業界、今後はリモートワークの企業に新卒達が集中するんですかね。

そうなるとうちみたいな完全出社体制の企業はますます人手不足が加速するんですかね・・
そんなことが心配でならない今日この頃です。

ではまた。

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