先日、仕事が終わらなくてあやうく徹夜作業になりそうになりまして、ふと思ったんですね。
昔はよく徹夜したな~
と。
以下にも書いたとおり、徹夜は寝ないで仕事するもんですが、私が経験した職場では一睡もしないで仕事するのは完徹と言って使い分けており、徹夜の場合は仮眠を取っていました。
仮眠の取り方は皆様々でしたが、私は快適な睡眠を得るために自分の体をモルモットにして、いろいろな寝方を試しました。
そしてその殆どが失敗に終わり、けっこうな酷い目に遭っています。
今日はそれらを書いていこうと思います。
徹夜作業の時はどうぞご参考に(ニヤリ)
目次
- レベル1 机に突っ伏して寝る
- レベル8 椅子を3つ繋げて寝る
- レベル21 大きいテーブルの上で寝る
- レベル57 床で寝る
- レベル78 床に段ボールを敷いて寝る
- レベル99 床に段ボールを敷いて寝袋で寝る
- レベル仙人 未知の世界
- 徹夜は悪だけど・・
レベル1 机に突っ伏して寝る
まさに初級編で誰でもやりますね。簡単ですし。
昼休みにこのスタイルで寝るパターンが多いのではないでしょうか。
まぁ、疲れは取れませんね。
一晩くらいなら良いですけど、連チャンの徹夜には向いていません。私は早々にこの寝方を選択肢から外しました。
レベル8 椅子を3つ繋げて寝る
これもよくやりますね。
やってみると分かるのですが、寝相が悪いと転落します。
さらに椅子と椅子のつなぎ目が体にあたって不快です。
転落を防ぐために背もたれを交互に配置して試したところ、転落しなくなりましたが長くは続きませんでした。
レベル21 大きいテーブルの上で寝る
平らな場所で寝れば良いんだと思って挑戦しました。
単独徹夜の時に会議室にある、でかくて立派なテーブルの上で寝たところ、翌日背中が痛くてたまりませんでした。
1回でこりましたね。
レベル57 床で寝る
同僚が先行して実践しており成功していたので、真似してやってみました。
床にはカーペットが敷いてあったので、テーブルと違ってクッションがあって背中が痛くならないとのことでした。
結果、ダニに刺されて痒くて仕事に支障が出ました。
この方法は害虫に対する強靭な免疫力を持った人間でないと適用できないということが判明したのです。
レベル78 床に段ボールを敷いて寝る
殆どの人がここがMAXだと思います。熟睡できます。
ただ、ダニに刺されてしまうかもしれませんね。
あと冬は暖房が効いてないと寒いかも。
まぁ、ロングステイでなければ大丈夫です。
レベル99 床に段ボールを敷いて寝袋で寝る
フッフッフッ、実はさらに上があったんですよ。
そうなんです、寝袋使って寝れば良かったんです。
ここまで来ると神の領域=月400時間稼働=会社に住んでいる状態です。
もちろん寝る時はジャージに着替えます。
オプションでお風呂セットを付ければ完璧です。
これが最終形態です。
レベル仙人 未知の世界
私は見てはいけないものを見てしまったのかもしれません。
あれは私のIT人生で最も地獄だった極限のデスマーチ状態の時でした。
周囲の先輩達が寝袋に包まっている中、F先輩はまるで仙人にようにフロアをさ迷っていたのです。
髭ボーボーで、仙人のようにどこか遠くを見つめていました。
彼はいつ寝ているのか?
後輩たちはこぞってF先輩を崇拝しました。
プロジェクトカットオーバーの鐘が鳴り、デスマーチ終焉の時、
F先輩は膝から崩れ落ちました。
後輩たちは怒号を上げて居酒屋へ雪崩れ込み、その中に私も居ました。
今となっては良い思い出です。
その後、F先輩は神
じゃなくて部長になりました。
徹夜は悪だけど・・
あの頃は良かった・・
辛くてブラックでどうしようもない時代だったけど、
人が良かった。先輩達が格好良かった。
みんなボロボロだったけど輝いていた。
そう、みんな同じベクトルを向いて戦っていました。
まさにIT戦士でした。
良いプロジェクトチームというのは皆同じベクトルを向いています。
お互いに助け合い、自分から手を上げて仕事をしていました。
人は皆それをマインドコントールだって言いますが、当時の私はそんなことを考える余裕はありませんでした。
確かにプロジェクトをクリアした時の達成感といったら悪魔的です。
あの高揚感と満足感は依存性があると思います。あの達成感をもう一度得たいという気持ちになるかもしれません。
それが仕事の楽しさだと思っていました。
今は・・
ブラックからホワイトになって、デスマーチが無くなって本当に楽になりました。時代は変わりました。
徹夜とか完徹って悪ですけど、そこから得られるモノって確かにあって、強い情熱(なんとしてでも達成する)が若き頃の自分にあったのはデスマーチがトリガーになっていたのかもしれません。悔しいですけど。
もう徹夜作業はできない年齢になってしまいましたが、いくつになっても業界がホワイトになっても、あの頃の情熱を忘れずにいたいもんです。
情熱が無かったら進化が早いIT業界では生きていけないですからね。
というわけで今日はこの辺で。
チャオ~