絶望プログラマー(IT業界で月収100万円 前編)

絶望プログラマー

え?

なに?

未経験から月収100万のフリーランスエンジニアになったって?

まぢかーーーーーーーーーーー!

っていう広告を、Y○uTubeでよく見るようになりました。
未経験者向けにプログラミングスクールやコンサルサービスが大小乱立状態なのです。
ITはリモートワークと親和性が高く、このご時世だしその手の市場が賑わっているんだと思います。

しっかし月収100万は凄い。しかも未経験でだ。

うーん・・、信じる人いるんでしょうか。
それが正直な感想です。

25年間、IT畑一筋で歩んできましたが、そんな話聞いたことがありません。
もちろんそんな人に会ったこともありませんし、人づてに聞いたことも無いです。

しいて言えば、近い話として外資系ITベンチャーに入って高額年収を貰ったという話を同業者から聞いたことがあります。
月収でいうと100万は超えていたとのことです。

しかしながら、うまい話には裏があるとはよく言ったもんです。

その外資系というのは定時が27時だったらしいのです(笑)
そう、夜中の3時。夜中だろうがメールがバンバン飛んでくるし、コピーだって取らなきゃならないし、打合せだってやります。

嘘のような本当の話。
いったいいつ寝るのって話です。

外資のITっていうのは昔から本当に凄いんです。それは信じます。
ブラックというか、単純に稼ぐ額に対する仕事量がハンパないんだと思います。

と、外資の話は置いておいて
日本のIT業界で、未経験から数ヶ月プログラミングスクールに通ってそれでフリーランスになって月収100万というキャリアビジョンにはさすがに無理があると思います。
まるでスーパーマンです。呪術廻戦の特級呪術師じゃないですか。

ちなみに私の仕事場では未経験者はいっさい採用しません。
書類選考ですべて見送りにさせてもらっています。

確かにプログラミングスクール卒業という職歴をここ数年よく目にするようになりました。
がしかし、システム開発の現場はそんなに甘くないですし、学校出たからといって数ヶ月程度の知識と経験では残念ながら使いものにならないというのが現実です。

ITの世界において、現場の最前線は凄まじい弱肉強食の世界です。

当たり前ですよね。テクノロジーの猛烈な進化についていかなければならない業界において、生ぬるかったらとっくにライバル企業に喰われています。
なので、ちょっとかじった程度の新参エンジニアはあっという間に喰われて養分(使い捨て)にされてしまうわけです。

悲しいかなそれが現実。。。

ではどうすればその弱肉強食の世界で新参者が生きていけるのか。
これについては後編で書きたいと思います。

つづく

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