絶望プログラマー(エンジニアとしての年収の上げ方)前編

絶望プログラマー

こんにちは。
先日、社内Slackの雑談チャンネルに勇気を振り絞って書き込んだところ、コメントどころかスタンプのひとつも付かなくて絶望している今日この頃です。

さて、今日はエンジニアとして年収の上げ方について話をしたいと思います。

ズバリ、以下のジャンルのどれかひとつを極めれば確実に年収が上がります。
4択になります。どれを選ぶかはあなたの自由。
ちなみに4つ全てをマスターすると栄えある「フルスタックエンジニア」に変身できます。
(今、若者に人気ですよね)

なぜ年収が上がるかというと、理由は単純です。そのジャンルを極めたエンジニアを世界中の企業が欲しがっているからです。

ではいきます。

1.データベース(DB)

「で~び~」ってやつです。デブではありません。
オラクルとかポスグレとかMySQLとか、SQLServer、あとは最近だとAWSのAuroraとかですかね。
世の中の殆どのコンピューターシステムはDBを使っています。
ため込んだデータを煮たり焼いたりするシステムが殆どなわけでして、システム開発する上でDBの知識と経験は絶対的なものになります。

はっきりいって100人のプログラマーより1人のDBA(DataBase Administrator=DB管理者)の方が貴重です。
その貴重な人材になれたらどんなにハッピーなことか。周りから羨望の眼差しで見られますよ。

昔、金融システムをやっていたとき、とある処理がとんでもなく時間かかって使い物にならなくてお客さんブチギレモードで、徹夜で修正しても直らなくて毎日が地獄みたいなときがありまして・・
そんな時に救世主として現れたのがDBAです。

偉い人が助っ人として呼んでくれて、いやぁ、2000行もあるSQLを「ふむふむ、うんうん、あー、そういうことか、てことはこのへんだな」とぶつぶつ呟きながら、1週間後、見事な速度改善を行ってお客さん大ハッスル状態。

はっきりいってそのときの私は無力でした。ゴミみたいな存在でした。
絶望でしたね。

それくらいDBAというのは破壊力があるわけです。実際にその救世主にはあちこちのプロジェクトから助っ人要請がきていましたからね。
DBAって希少価値高くて人数少ないんですよ。なぜなら修行が大変だから。私のときは50人のプロジェクトに対してひとりでしたからね。
寿司職人と一緒で、DBAって一人前になるまで時間がかかるんです。
なので貴重なのです。

2.ネットワーク

今ではインターネット、クラウドが当たり前ですよね。それらはネットワークという大きな括りの中にある技術で、TCP/IPっていう規約を筆頭にいろいろなルールがあってそのルールに則って様々な場所でコンピューター同士が繋がるように設計・構築、管理などをする仕事があります。そういった仕事をするための専門的な技術を持った人たちのことをネットワークエンジニアといいます。

大規模なシステム開発には必ずといっていいほど凄腕のネットワークエンジニアが関わっています。1のデータベースでいうDBAみたいなものです。

会社のPCってインターネットに接続したり、エクセルファイルをどこぞのサーバーからコピーしてなんてのもできますよね。共有フォルダとかファイルサーバーなんていいますけど。
なんでそういうことができるかっていうと、会社を立ち上げるときに誰かがオフィスのネットワークを設計・構築しているからです。
それをやるのがネットワークエンジニアです。

それ以外にもシステム開発の通信部分についてどうすれば速くなるか考えたり、機材の選択なんかも行います。時にはプログラマーにネットワーク構造の視点から高速化についてアドバイスしたりします。

まぁ、これもぶっちゃけ100人のプログラマーより1人の凄腕ネットワークエンジニアの方が貴重です。
でもってDBAと同様に修行が大変で、一人前になるまで時間がかかります。
床を剥がしてLANケーブルを這わせたり機材をいじったりするのでDBAよりも肉体労働です。システムが稼働中の場合は確実に仕事は深夜作業になります。夜行性なのです。

3.インフラ(クラウド)

システムの土台部分を作る人たちのことをよくインフラエンジニアといいます。昨今ではクラウドが主流となっています。
みなさんご存じのAmazon。そう、AWSですね。
マイクロソフト、Google、楽天、他にもたくさん、各社クラウドサービスを持っています。

そのクラウドサービス上にシステムの土台を作るわけです。
昔はクラウドなんて無かったから会社の中に作ったわけですよ。オフィスの一画にサーバー機を集めてね。
でもね、今はもうクラウドです。AWSです。
よってそういったクラウドサービスを使いこなせるかが重要になってくるわけです。

2のネットワークも絡んでくるので総合的な知識が必要になるんですけど、これは若者に向いていると思いますよ。
技術が新しいものばかりだし、ブラウザ上でマウスぽちぽちすれば動きますしね。

さらに、歴史が浅くまだできたばかりの機能も多いのでそんなにベテランがいないんですよ。よってがんばれば下剋上いけますよ。
実際に採用活動でよく目にしますが、AWSエンジニアを探している求人はめちゃくちゃあります。しかも高年収です。
若者よ、もうやるしかないでしょ。

長くなったのでつづきます。

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